MENU

粉瘤とは

粉瘤とは、
皮膚の良性腫瘍の中で最も多いタイプです。その部分で皮膚自体が袋状になって本来剥げ落ちるはずの皮脂や角質が、皮膚の内部にたまってしまうことでできる腫瘍のことで、背中や顔周り、耳たぶによくできます。

【症状】症状としては、時間とともに少しずつ大きくなるしこりで、多くは真ん中に小さな穴が開いており、しこりを強く押すと独特のにおいを発するどろどろとしたものが出てきます。たいていの場合、放置しているとどんどん大きくなっていくだけが、時には細菌感染を引き起こし急激に袋が大きくなるとともに、痛みを伴いながら赤く腫れあがることもあります。


【原因】原因としては、手術の後やニキビ跡の患部に本来剥げ落ちるはずの皮脂や角質といった老廃物が、皮膚の内部の袋状のものにたまってしまうことで発症することがわかってはいますが、発生のきっかけの多くはわかっておらず謎に包まれています。


【日常の注意点】この袋状の中にたまった角質や皮脂などの老廃物は勝手に外に排出されることはありません。粉瘤を発見しサクランボサクランボの種以上の大きさになったら1度受診してください。自己処置により穴から細菌感染して悪化する場合が多いので、注意が必要です。